Kadenz
落ち着くのは君の傍にいるだけで
自然と呼吸(いき)も出来てしまうくらいに
愛情 満ち溢れるこの温もりの中
僕はそっと 最後の星に変わっていく

幻を見ていたようだ 蜃気楼のような
もっと遠くを見据えて 辿り着くのさ
哀しい時は想い出すだけで そう
ココロの全体(なか)で生きていけるんだ

危険を顧みなかった 若かりし頃
夢見た事は全て 形に出来るとさえ信じて
一歩 未来(さき)を何の躊躇いもなく生きられた
君と僕の感情 沈黙の中 響かせて
堕ちゆく負の願望(ねがい)だけなんて きっと
それぞれの航路(みち)なしに 現在(いま)を語れない

甘くて 痛くて でもどこか
そう…何となくだけど 心地良くて
そんな一貫性のない 日常を別離してから
少しずつ壊れゆくように もどかしさ感じていた

このまま 過ぎゆく瞬間(とき)に身を委ね
迫り来る影から 意を決して逃げた夜も
朝まで歩道橋の下 うずくまって
なす術無く 地下鉄のコンコース 始発を待って…

落ち着くのは君の傍にいるだけで
自然と呼吸(いき)も出来てしまうくらいに
自分と向き合う ひたむきな姿勢学んだ
哀しい時は想い出すだけで そう
ココロの全体(なか)で生きていけるんだ
今ここで 僕は 君だけの星屑になるから

危険を顧みなかった 若かりし頃
夢見た事は全て 形に出来るとさえ信じて
一歩 未来(さき)を何の躊躇いもなく生きられた
哀しい時は想い出すだけで そう
ココロの全体(なか)で生きていけるんだ
今ここで 僕は 君だけの星屑になるから

坂井衣澄未
2005年09月29日(木) 19時58分31秒 公開
■この作品の著作権は坂井衣澄未さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
先週末、私達と仲の良い男性5ピースバンドの新曲用のデモを聴いて、
珍しく私自ら作詞をすると名乗りを上げて、今日やっと仕上げたのがこの詞です。
いつもは作詞提供を依頼されるのですが、彼らの新曲が
これまた深い仕上がりだったので、そこからインスパイアされました。
楽曲のジャンルはロックなんですけどね。

Aメロ→Bメロ→1サビ→Aメロ→Bメロ→2サビ→3サビ

この作品の感想をお寄せください。
龍さん、感想を有難うございます。特に大人の世界を重視した詞ではありませんが、そのように言って頂けて光栄です。ご指摘頂いた、そちら系の作品は一応ストックとしては仮のものがあと4〜5作残っていますが、まだ投稿するに至る時期ではないと思い、寝かせております。また時期が来たら、校正して投稿しますのでお待ち下さい。 坂井衣澄未 ■2005年09月30日(金) 18時20分13秒
今回も大人な感じで・・・。素晴らしいです!失礼かもしれませんが、最近はエロティックな作品は無いんですか?最近みないもんで・・・。 ■2005年09月30日(金) 18時00分00秒
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