信号機
君の元へと急ぐ僕の心の中の
信号機の色はいつだって青色の光を照らし出している
周りの風景など気にも留めず只スピードを
徐々にあげてハンドル強く握りしめていたあの頃。。
只ただ君の傍に行く事しか頭に無くて

いくつもの季節が過ぎ僕や君を取り巻く
季節が少しずつ色を変え始めた頃
僕の信号機も季節の色と同じく色を変えてしまった

今までは何も不安を抱く事も無かった僕の信号機は
いつだってどんな時だって青色だったのに
いつの間にか黄色に姿を変えた信号機
少しずつスピードは落ちて行く
君の元へ辿り着く時間さえも遅くなり
僕の心には不安が募る一方で。。


黄色色に照らしていた信号機は今では
真っ赤になり僕の上から光を注ぐ。。
いつの間にか君の元へ行く道は閉ざされ
どんなに待っても君の傍に行く事さえ出来なくて

いつもは君の元への只の道だとしか思わず
この道の風景も見ようともせず只スピードあげて
足早に去っていたこの場所。。
僕は小さなつぼみを付けた花に気付く
この小さな花も
最初からこの場所に生まれ育った訳では無くて
誰かの手を借りて誰かの力を借りて
今綺麗に花を咲かし新しい命の芽生えを待っている。。

そんな事を今更になってか気づいたんだ
僕だってこの花と同じ様に
君の手を借りて君の支えが有り今の僕が居る
そんな簡単な事を忘れていたんだ。。

優しい君を信じる事さえ出来ず無意識に傷つけては
君を泣かせていた僕だったね。。



【君の存在の大きさに 
       君の大切さに気づいた今の僕なら君を信じれる。。】




君の大切さを改めて知り

君の事を前よりももっと愛しく思えた僕に





今まで赤色の光を放っていた信号機は


いつの間にかその色の姿を変えて


澄んだ君の瞳に似た青色の色を放ち


僕を優しく包み込んでいた。。








水樹
2006年03月12日(日) 20時21分23秒 公開
■この作品の著作権は水樹さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
今回は信号機を使い書いてみました♪
青=君を思う迷いの無い気持ち
黄=少しずつ不安を抱く気持ち
赤=君の事をいつの間にか信じれなくなり
  身動きが出来なくなる気持ち
に分けられています♪
少しでもその感じが出ていれば
感じて頂けるのなら幸いです☆

凄く長い詩ですが
最後まで読んで下さった方ありがとう♪
上手くまとめる事が出来なくて
すいませんっ!!!汗

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TKLZUoIObL Gsddqbje ■2014年05月14日(水) 11時02分57秒
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