触るその手に
暖かい
日差しに
目を細め
眺めてる...

ある昼休みの
階段を上り
手を繋いで歩いた 二人の影を
まるで誘うかのように
連れて来た

あの日は

撫でた髪が透き通る
明るさに
微笑んで また目を閉じた
古い壁に書かれた落書きが
時代を越して また笑う

触れるその手には

体温だけが残る

ミカナ
2007年04月29日(日) 01時21分13秒 公開
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■作者からのメッセージ
屋上から見えた
景色を

日差しが消す昼頃に...

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1 1 ■2022年01月19日(水) 13時51分28秒
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